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【試乗記】TRIUMPH SCRAMBLER900

皆さんこんにちは。トライアンフ東京の蔡誠司(さいせいじ)です。

今回は「TRIUMPH SCRAMBLER900」について、お話してみたいと思います。

やはり、このスクランブラー、何と言っても見た目が唯一無二で格好いい!!車体の真横を走るマフラーが特徴的で、このデザインに惚れて購入される方がほとんどではないでしょうか。

スクランブラーの歴史は古く、1960年代初頭まで遡り、トライアンフ愛好家たちのカスタムがその起源と言われています。

当時、トライアンフでは単気筒エンジンのロードモデルである「T20タイガーカブ」が人気を博していましたが、現代と違って未舗装路も多く、オフロード用にカスタムして楽しんでいる愛好家たちもかなりいたそうです。

そこで、ユーザーフレンドリーなトライアンフが、愛好家の声に応えるべく発売したのが、元祖スクランブラー「TRIUMPH TS20 CUB SCRAMBLER」なのです。

当時から大径ホイールとアップサイドマフラーが特徴的なのは変わりませんね。

さて、実際にスクランブラー900に跨ってみると、見た目とは裏腹に足つき性は良好です。私は身長172cm/65kgの平均的な体格ですが、両足の踵が少し浮く程度です。

気になる車体右側のマフラーですが、足が触れる場所には遮熱版が付いていて、暑さ対策はされていますので火傷することはなさそうです。

ただし、タンデム乗車をする際は後ろに乗る人がマフラーエンドに手が触れる可能性がありますので、グローブを着用した方が良いかもしれません。

エンジンはトライアンフ伝統のバーチカルツイン900cc。パワーこそ65psと目立ったスペックではありませんが、最大トルク80nmを3250回転で発生してくれますので、低回転からでも力強さを感じることが出来ます。

低回転からトルクが立ち上がり、そのまま加速していく感覚は心地良いもので、ドコドコと排気音を聞きながら、ずっと走っていきたくなる、そんな気にさせるバイクですね。

最近はインカムで音楽を聴きながら走らせる人も多いと聞きますが、このエンジンは排気音を聞きながら、そしてバーチカルツインの鼓動感を感じながら走らないと勿体ないですよ。

操縦性はフロントに19インチの大径ホイールを履かせていますので、直進性が強くヒラヒラとコーナーを駆け抜ける感じではありませんが、ハンドリングは非常にナチュラルです。

コーナーでは向きが変わるタイミングでアクセルONにすると、グググッっと後ろから押し出されるように曲がりますので、その特性を掴めるとツーリング先での峠道も楽しめると思います。

もちろん「Triumph Speed Triple」のように絶対的な限界は高くありませんが、その反面、乗りこなしてる感を凄く感じられますから、これは乗ってて楽しいバイクです♪♪♪

また、このナチュラルな操縦性は楽しいだけでなく、知らない土地にツーリングに行ったとき、例えば想定外の林道など、未舗装路に出くわした時には「安心感」に繋がるはずです。

私自身、SUZUKI TL1000S(知ってる方は知っているいわくつきの車種ですwww)と言う、独特の操縦性が持ち味のバイクに乗っていた頃、奥秩父をソロツーリングしていた時、知らずに入った道が途中から砂利道になって、非常に心細い思いをした経験があります。

でも、スクランブラーであれば、そんな場面に出くわしても、きっと心強い味方になってくれると思います。

デザインで惚れて、乗れば乗るほど好きになる。スクランブラーはそんなバイクだと思います。

トライアンフ東京ではスクランブラー900の試乗車のご用意がありますので、気になる方は、ぜひ一度、乗ってみてください。

 

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