トライアンフ東京

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トライアンフで ピースサイン

みなさん、ピースサインしますか?

写真撮る時のじゃなくて、ライダーどうしすれ違う時のアレです。

わたしがバイクに乗り始めたころ(昭和です)先輩ライダーから「ピースサインとは、すれ違うライダーどうしが今日のライディングに感謝し、互いの安全を祈り、自分が走ってきた道程に問題がないことを相手に知らせるためのもので、左手をハンドルから離し右肩の前でピースを繰り出すのがカッコいいのだ」と教わりました。

もし自分が走ってきた道の路面が荒れていたり、障害物があったり、取り締まりなどがあれば、ゼスチャーでスピードダウンを促すのだとも。

あるいは、女性ライダーが今より全然マイノリティーな時代でしたから、「もしヘルメットの後ろで長い髪が風に吹かれていたら両手で投げキッスをしなさい」とも教わりました。

…すれ違ってから長髪の男性だったと気付くこともしばしばでしたが…。

すみません、昔話はこのくらいにします。

時代は移り、ピースサインのことを最近は「ヤエー」って言うんですか?

でも、以前よりは見かける機会が減りましたよね。

わたし?

まぁ、キライじゃないです。

いや、結構好きです。

自分からはあまりしませんが、前方からバイクが走ってきたらいつでも返せるように左腕を少し浮かせて待ち構えています。コソク?


以前より減ったとはいえ、人気の高いツーリングスポットでは今でもしばしばピースサインの交換を見かけます。

たとえば首都圏では相模湖と山中湖を結ぶ「道志みち」。

このエリアでは、もういちど ヤエー ピースサインを普及させようという運動もあり、わりとひんぱんにサインの交換がされています。


一瞬の意思疎通により心に余裕が生まれ安全運転につながる。

そしてその道がお気に入りのツーリングルートとなり、やがてその土地への愛着となり、ローカルな食べ物や風習、そしてそこに住む人々との交流も生まれる。

そこに住む人々に迷惑をかけてはいけないとの意識は、当然さらなる安全運転につながる。

そんな循環が生まれたら素敵ですね。


先日「Rider’s Cafe 丹波RIVER」で出会ったNさん(柵作ってた人です)は、関東近郊の快走路や峠にスポットライトを当てるべく、「ジャパン峠プロジェクト」を通じてそれぞれの地域に根差したグルメ情報の紹介やクリーン運動を展開しつつ「峠」ステッカーを販売し、地域の活性化を目指していらっしゃいます。

まずはリンク先のHPを覗いてみてください。

みなさんのお気に入りルートも採り上げられているかもしれませんよ。

難しい理屈は抜きにして、お気に入りの峠でステッカーが売っていたらさりげなく愛車にペタ、なんていかがですか?

そして、恥ずかしがらずにピースサインを送りましょう。

返してもらうコツはただひとつ「早めに大きく出す」です(右肩の前ではなく)。

ピースサインの交換を通じ、お気に入りのツーリングルートを、そして愛着の持てる土地を増やせていけたら、わたしたちのバイクライフもより豊かなものになるのではないでしょうか。

トライアンフとピースサイン、とても似合います。

 

ピ-ス!

 

加賀